犠牲を出しながらも、SORDはテロリストの鎮(zhèn)圧に成功した。
それから數(shù)週間後――ムラサキの姉、狗駒悠季(ユーキ)が帰國。A組に復帰する。
妹よりも社交的で優(yōu)秀な姉のユーキは、學園のメンバーとも仲良くなり、次第に信頼関係を築いてゆく。
「私が美浜に居る理由も、もうなくなったかな…」
自らの存在意義に疑問を感じたムラサキは、ハルトと出會った頃に想いを馳せる。
ハルトは“未熟な己を補うため”と、技を探し求めて山奧の村へやってきた。
先祖代々継承されてきたという“秘伝の技”は何処に──?
「…オマエ達だけは絶対に許さないっ??!」
「大丈夫…私は…どこへも行かない…側(cè)に…いるから…」
「聞いてた通り、亡霊って奴はどうしたって斬れないか…」
「さぁ、顔を上げるのです…勇気を出して…」
それは運命的な出會いであると同時に、悲哀の物語でもあった。
「あのさ…私に、妹を殺せって…命令してくれないかな…?」